「コミュニケーション依存症」はない

アルコール依存、ニコチン依存、恋愛依存、セックス依存、仕事依存、趣味依存。いろいろな依存症があるが、「コミュニケーション依存症」というものは存在しない。人間はみな、情緒的交流という意味での人間関係に依存しているのが当然だからだ。そういうコミュニケーションにはいくら依存してもそれは病的ではない。他人にしつこく絡んでいく人は、本当の意味でのコミュニケーション=情緒的交流ができないから、人から賞賛や承認を得るために人に絡んでいく。そういう人の「コミュニケーション」は、常に一方向的である。それは承認依存の表れであってコミュニケーション依存の表れではない。そうした対人関係からは、自己愛の本質部分を満たすことは決してできない。